【マレーシア】シルバー・エイジ・パラダイス

２００９年５月撮影

プロファイルは上をクリック

マレーシアでは物価が日本と比べて１／３くらい、年金でのびのび暮らしています！
この本では住んでみて分かった"生のマレーシア"を書いてみました。
同じアジアの国、他民族国家で独自の文化を持つ国、近年、急速な経済発展が進む国、食文化が多彩な国など、書き足りない部分が多々ありますが読んで頂けましたら幸いです。

マレーシアには多くの観光スポットがあります。

ご紹介するスポットは全て訪れましたが、どこも楽しく見る事が出来ました。
詳しい場所や地図はマレーシア観光局のＨＰでご覧になれます。

マレーシア政府観光局の公式サイト

市内観光

イスラムミュージアム
イスラム教の歴史や工芸品、美術品などが広々とした場所に美しく展示されています。
展示品の中にはまるで日本の「掛け軸」にそっくりのものもあり、文化の混在を感じさせられます。
いつも空いていてゆっくりと鑑賞できます。
モスク
イスラム教の国であるここにはデザイン豊かな「モスク（イスラム教の礼拝堂）」があり、礼拝の無い時は無料で中を見学させてくれます。
　但し、女性は身体を隠さなければならないので、写真の様なガウンを強制的に着せられてしまい、とても暑いのですが建物には心を打つ異国情緒があります。
　高校の同級生が遊びに来てくれた時の写真ですが、お互いの姿を見て大笑いでした・・・
　息子いわく「ドリフの全員集合！の聖歌隊みたい」・・・だって！
　でも、やはりなんとなく不思議と厳粛な気持になりますね。
王宮
つまり、マレーシア連邦の王様の宮殿です。
白亜と黄金色で彩られた門の前には衛兵がいて中には入れませんが、外からは整った美しい庭園を見る事が出来ます。
ペトロナスツウィンタワー
１０１階建ての２つのタワーですが、４２階で連結しています。
片方は日本の建築会社、他方は韓国であり、連結部分はフランスとの事です。
「ペトロナス」とはマレーシアの国立石油会社の名前であり、夜間にキラキラとライトアップされたタワーは”クアラルンプールの発展の象徴”に思えます。
クラフトセンター
広い場所にそれぞれのクラフト館があり、手工芸品の実演も見る事が出来ます。
大きな絹の布に描かれたマレーシアの極彩色の花々のバティック（絹のろうけつ染め）は非常に感動させられ、その内、額に入れて飾りたい！と思っています。
また、ショッピングのモールもありますが、ここは全てマレーシア政府が運営しているので、展示品は安心して買い求められます。
レイクガーデン
６ヘクタールもあるレイクガーデンはクアラルンプールの中心近くに位置し、大きな池があり、珍しい蝶も展示されているバタフライパーク、南国の鳥のバードパーク、マレーシアの国花でもあるハイビスカスとオーキッド（ランの花）のガーデンなどがあります。
素晴らしく整備されています。
セントラルマーケット
気軽なお土産を探すなら是非ここがお勧めです。
可愛い小物などの手工芸品、Ｔ－シャツ、チャイナ服などなど揃っています。
私はここで手に入れた木工品で「卵の形に花や動物の絵が描いてある飾り物」がとても気に入っています。
３個でＲＭ１０（２８０円くらい）でしたが、何故か４歳の孫もすごく好きな様です。
友達は「ペトロナスツウィンタワー」が描かれてあるＴ－シャツをずっと着ているそうです
また、建物も１８８８年に建てられていて風情があり、旧市街の雰囲気や活気も楽しめます。

市外観光

錫工場見学（ロイヤルセランゴール・ビジターセンター）
クアラルンプール市内より車で２０分の距離（入場無料）。
マレーシアは世界第８位の錫の産地で、石炭、原油、天然ガスに続く重要な天然資源の１つの様です。
ここでは錫製の小物やビヤマグから大きな花瓶などの制作過程を見る事が出来て、見学後の購入場所もあります。
また、"金槌の手打ちで模様を付ける"過程を希望者は実際にやらせてくれるコーナーもあります。センター内はどこも綺麗で、歩きながら制作過程を順次見学出来るように設計されています。
私は行く前は「錫工場見学？？？」と乗り気ではありませんでしたが、想像以上にエンジョイ出来ました。
見学後、私はコーヒーカップ（ＲＭ１２０＝３，５００円くらい）を買いましたが、実際はコーヒー用にではなく、"テキーラのオン・ザ・ロック"に使用しています。
"キリッ"と非常に良く冷えるので・・・
ホタル鑑賞ツアー（セランゴール川）
クアラルンプール市内から車で北西に約１時間の川岸に約２万匹のホタルが生息しています。日本の"源氏ボタル"より小さいですが、気候のせいか夏だけでなく１年中鑑賞できるそうです。
途中、魚市場で新鮮な小ぶりの鯵やカニを買い込み、近くの水上レストランで料理をしてもらい、鯵の唐揚げとビールに舌鼓を打ち、暗くなるのを待って河岸へ・・・
救命胴衣を着けて手漕ぎの小さな船に乗り込み、静かに川を遡って行くと、突然、暗闇の中にクリスマスツリー出現！チカチカと瞬く様は"息をのむ美しさ"でした。
これがホタルの大群で、約３０分間、幻想の世界を経験しました。
マラッカ（クアラルンプールの南約２００㎞）
英語で"ヒストリカル・シティ･マラッカ"と呼ばれるマラッカは所謂"古都"です。
歴史的にはポルトガル、オランダ、イギリスに植民地支配を受け、更に、第二次世界大戦中には日本に占領された過去もあり、"歴史に翻弄された街"とも言えます。
名所や遺跡も沢山ありますが、街の中心の公園にピンク（？）の高い時計台が立っていて、真っ青な空に映えていました。実はこれは日本の時計の会社が建立したとの事ですが、"反日感情"を鑑みて作成者の名前は記して無い、と、ガイドさんの話でした。
やはり、"歴史色の濃い街"でしたが、最後は"派手な人力車に試し乗り"をし、観光を楽しみました。
なお、このツアーではマレー人のジェームスさんがガイドをしてくれましたが、かれの奥さまは日本人のせいか、と言うか、日本人でも忘れてしまっている"日本古来の諺"を適切に駆使しての説明に同級生も大受けでした。
私はツアーの間に「ジェームス語録」を作りましたが、例を３つほど記載します。
　　１）蛇の道はヘビ
　　２）武士は食わねど高楊枝
　　３）苦しい時の神頼み
ビックリしますよねー。
キャメロンハイランド（北２００キロメートルの標高１５００ｍの高原）
マレーシアの半島の中央部に位置し、高原リゾートの代表です。マレーシアの観光と言えば多くの方がキャメロンハイランドを思い浮かべるほど有名な場所で、イギリス式紅茶の産地としても知られています。
私は１９３９年に建てられたクラシックなチューダー様式の「Ｔｈｅ　Ｓｍｏｋｅｈｏｕｓｅ　Ｈｏｔｅｌ」に泊まりましたが、内部はアンティック調の古い家具が置いてあり、庭には色取り取りの花が咲き乱れていて"良き旧さ"を感じられるホテルでした。
また、紅茶とマフィンが素晴らしく美味しくて、さすが究極のイギリス植民地時代の習慣を受け継いでいると思いました。
この場所はタイのシルク王として知られるジム・トンプソンが"１９６７年に謎の失踪をした場所"としても世界中に有名で、その事件を題材に松本清張が「熱い絹」と言う小説を発表しています。
残念ながら既に絶版となっていますが、私は姪が持っていたのを借りて夢中で読んでしまいました！
帰りにここの紅茶を買い込み日本へのおみやげにしましたが、差し上げた方皆様が"すごく美味しい"と言ってくれました。
ちなみにここの紅茶の栽培方式は"静岡方式"だそうで、"インド方式？"だったのが第２次世界大戦後に変更された様です・・・
ゲンティンハイランド（クアラルンプールの北東に５０㎞の高原）
ここには６，０００人収容可能な大ホールがあり、私は世界的に認められている日本人のミュージシャン「喜多郎」のコンサートに行ったのです。マレーシアの人々に彼の音楽が受け入られているかどうかは分かりませんでしたが、見事に満席で、終了後には全員スタンディングオベーション！で大変な人気でした。
隣り合わせの遊園地はとても充実していて、子供達が楽しそうに遊んでいました。
また、大人には「マレーシア政府公認のＣＡＳＩＮＯ」がありますが、アメリカのラス・ベガスとは規模としても相当な違いがあり、ルールも難しく、私は結局理解出来ませんでした。
ペナン島
１８世紀後半には「プリンス・オブ・ウェールズ島」と呼ばれていたとか・・・
確かにその面影はあちらこちらに残っています。
こことマラッカはマレーシアの代表的な料理である「ニョンニャ料理」の発祥の地でもある様です。
「ニョンニャ料理」とは中国人とマレー人の間に生まれた「プラナカン」と呼ばれる人々の料理方法の様で、多くのスパイスを使用した独特な味です。
クアラルンプールのモールにも必ずニョンニャ料理のレストランが１軒はあり、いつも賑わっています。
私は有名な３３ｍの横たわった「涅槃仏」が面白かったです。
靴を脱いで入るので、親戚の大学生と一緒に床に横になって写真を撮っていたら怒られてしまいましたが・・・
コタ・キナバル（ボルネオ島）
マレーシアの１４州中のサバ州にあり、キナバル山は「オランウータンの生息地」としても有名です。
クアラルンプールとは海を隔てたボルネオ島にあり、国内線で１時間少し掛ります。
私は海側を散歩しただけなので、次回はもう少し歩き回りたいと思っています。
島の端の方で海を覗いたら、透明な海水の底に綺麗な熱帯魚が見えました。
海岸に並ぶ屋台で３リンギット（約８５円くらい）のスープ麺を食べましたが、なかなかの味でしたよ。
バツーケイブ（Ｂａｔｕ　Ｃａｖｅｓ）
市内より車で３０分の距離にあるマレーシア在住のインド系ヒンドゥー教徒の聖地で、車で遠くから巨大な仏像を見てはいましたが訪れたのは初めてでした。
岩壁を背に厳かに立っている像は高さ４３ｍもあり、太陽の光に全身が黄金色に輝いている様は日本の「鎌倉の大仏様」の“渋さ”とはかけ離れていますし、日本人が好む“侘（わび）、寂（さび）”の世界からは程遠い気がしました。
また、更に写真にもある様な緑色の極彩色の大きな像も睨みを利かせて立っていて、何とも言えない“文化の違い”を感じさせてくれました。
岩壁には２７２段の階段があり私は敬遠して登りませんでしたが、登った友達によれば頂上で飲んだＲＭ１（２８円くらい）の冷えたコーラが“えも言われぬ美味しさ“だったそうです！
暑いですからね・・・
その他
北のランカウイ島、南のセレブ達のリゾート地のパンコール島、シンガポールとの国境の近くのジョホール、また、東側にも色々と自然を楽しむ場所がありますが私はまだ行った事がありませんので、その内、順次ご紹介したいと思っています。